2008-01-01から1年間の記事一覧

Stevie Wonder

つべ覚え書き。 ふとLittle Stevie Wonderが見てみたくなって(さすがに12歳の時のビデオはないかー)。つべは貴重ビデオの宝庫だほんと。 Stevie Wonder - Superstition live on Sesame Street かっこよかった頃のスティービー・ワンダー。この曲がやっぱり…

사의 찬미『死の賛美』と『ドナウ河のさざ波』

ある場所で韓国人の女性歌手の歌う歌を聞いた。聞き覚えのあるメロディなので、何かの曲のカバーなのだということはすぐにわかった。だけど何の曲なのかわからない。アレンジがとても静かで美しく、また歌手の声が低音で落ち着いていて、当たり前だがうまい…

林檎の樹

佐藤優が角川文庫の広告ページでゴールズワージーの「リンゴの木」(角川版はこういう字。風情ないなあ)を紹介していた。オックスフォードのエリート学生が田舎の少女と恋愛したあとあっさり捨てて金持ち女と結婚する、そしてそのあと少女が自殺したことを…

派手好きな人たち

いわゆる「大人のピアノ」教本を見ていたら、カッチーニのアヴェマリアの初心者用楽譜が載っていて、弾いてみたらすごくいい曲だった。こんないい曲だったっけ?と思って、つべでいろいろ見て(聞いて)みた。検索したらスミ・ジョーが歌ってるのが1番上にき…

米大統領選挙

民主党候補がオバマに決まってからやや興味がなくなったけど、いずれにせよ日本の選挙よりははるかに面白いので毎回楽しく見ている。日本の首相は、あれはきっと、「なれるうちになるべくみんなで持ち回りで総理大臣やっとこう、なれるうちに」と示し合わせ…

いっぺいはいらない

緒形拳の1965年大河ドラマ「太閤記」を放送するというのでNHKアーカイブスを見てみたら、司会席のアナウンサーの隣に当たり前のように座っていた。そういえば赤塚不二雄特集の時も司会席にいたが、赤塚直筆の絵入りの扇子を見せびらかしていたので、赤塚と縁…

いちゃいちゃ太閤記

それでその1965年の「太閤記」だけど、これが見物だった。だいたい緒形拳追悼特集だというのに、緒形拳なんかちょこっとしか出てなかったもんね。なぜならこれは「本能寺」の回で、主役は信長(と森蘭丸)。なんでわざわざ出番の少ない回を?というと、この…

元グループサウンズ

沢田研二が還暦だというので、少し前にNHKで番組を組んでいた。見た目はそりゃ歳を取っているし体型もアレだけど、声は驚くほど変わっていなかった。全然ブランクを感じさせない。声の艶を失っていないし、音だけ聞けば昔の録音かと思うくらいだった。 堺正…

米国籍の日本人

23日付朝日新聞で森巣博がノーベル賞の日本人表記にイチャモンをつけていた。1人は52年に渡米して70年に米国籍を取得したアメリカ人なのに、日本人と書くのはおかしいやないか、と。森巣博、キライなんだけど、よく言ってくれた!と思っちゃった。このまま誰…

『密愛』

なんじゃこりゃ〜。『ナヌムの家』の女性監督の作品だというんで、もしかしてフェミっぽかったりとか、何か深いもんでもあるんかな?と思ったら、もう、何でもなく(イヤラしくもなく)、何がしたいかさっぱりわからん。ラストはもっとも古い韓国映画の王道…

『クィーン』

特に何ということもなかった。悪くはなかったけど、別に何かが起こる話でもないし。後半ブレアが女王礼賛するあたりはハァ?という感じ。 女王とブレアがいい人に描かれてて、悪く描かれてるのが、出番は少ないけどチャールズとブレアの妻。チャールズはすっ…

『純愛中毒』

本を買って、読んでいるうちに「あれ、これ読んだことあるかも」と思い、本棚を探したらやっぱりあった、ってことがある。ひどい時には、新書1冊、全部読むまで全く気がつかず、あとがきでやっと気がついたってことがあった。ここまできれいに忘れてしまうの…

ワカモノ本位主義

レンタル屋に行く度に韓流コーナーのボリュームに圧倒される。おじさんが携帯で(たぶん)奥さんの指示を受けながらDVDを選んでた。「裏の棚まわったでー。あ、『火の鳥』あったあった。何やて? ああそれはアカン。まだ新作やー」とかいって。きっと中年夫…

ノーベル賞

何だか、日本人受賞者、多すぎると思いませんか。世界には先進国だけでもたくさん国があるというのに、妙に。完全密室で、秘密裏に、少数の推薦者によってのみ決められるノーベル賞。決定経緯の透明性はゼロなんでしょ。賞金に税金を使ってるわけじゃないの…

ケイト・ブッシュ

youtubeから。昔のケイト・ブッシュはキレてた。お嬢様はこれくらい狂ってないと面白くない。 Babooshka バブーシュカに変身する場面で思わず「キャー素敵!」と叫んでしまった。文字通り、光り輝いてます。 Wuthering Heights赤ワンピバージョン 美しい、可…

地球ドラマチック/クワイヤボーイズ The Choir2: Boys Don't Sing

イギリスの男子校で合唱団をつくる、というドキュメンタリーで、いかにも狙った感じでつまらないに違いないと思ったら、まるで映画のように面白かった。アイルランド映画の「コミットメント」とか思い出した。 イギリスの少年といってもパブリックスクールみ…

「旦那」をやたら連呼する女の人

どこにでもいる。ふた言目には(時にはひと言目から)「ダンナが」「ダンナが」ばかり言う人。これが若い女の場合は「カレシが」「カレシが」と全置換になるのだけれど、私が学生だった時の知り合いは凄かった。まだ結婚もしてないのにカレシのことを「ダン…

苦しい時の我慢

オリンピック、今回は野球の決勝韓国対キューバと男子マラソンだけ見た。いい試合だったよ、韓国。あの後半の粘りはほんとに韓国ならでは。まさにキムチパワー。見習いたいよほんと。 マラソンは北京の町並みが見たくて見てみた。金メダルのケニアの人は高校…

「篤姫」、面白くない。

今年のNHK大河が人気だとあちこちで聞くので2回ほど見てみたんだけど、さっぱり面白さがわからない。だいたい、ヘタクソな俳優を見ているのが苦痛で、見ていてイライラする。思えば去年の大河は面白かった。今の日本のドラマでは驚異的なことに、ヘタクソな…

宮ナントカ

【コラム・断】メディアを真に受ける悲劇/呉智英 痛快すぎる。ゴチエー偉い。

金満里(劇団態変)出演のラジオ番組

たまたまNHK教育ラジオをつけたら、妙な番組をやっていた。対談形式で障害者の話をしているのだが、出演している女の人がものすごくずけずけと、かつ深いことを言っているのに、ついボリュームをでかくして聞き入ってしまった。番組の終わりに、それが「劇団…

歌うサンヒョク

韓国人の歌のうまさについてはここでも何度も書いているけれど、きのうラジオでたまたま聞いたパク・ヨンハの「ワインレッドの心」はすごいなーと思った。はっきり言って原曲よりずっと良い。この曲こんなにエエ曲やったんや〜と思うくらい。何というか、情…

テレビを見ない

ニュースやドキュメンタリーは見るようにしてたんだけど、最近はニュースでさえ不愉快なので見なくなった。聖火リレーは視聴率がとれるので各局密着中継していたらしいが、何の興味もない。ただ「オリンピックなんかやめればいい」と思うだけだ。 給料をさげ…

神林長平「あなたの魂に安らぎあれ」

20年以上前の本だけど図書館になかったのでリクエストして買ってもらった。忙しくて期限内に読めなかったので延長しようかと思ったら、すでに他の人の予約が入っていた。待っていた人いたんかー。 後半から結末にかけてはエンターテインメント小説ぽい予定調…

直木賞受賞作

人間の暗部をえぐった問題作、しかも近親相姦もの、と聞いて、「私の男」を読んでみました。ちょいあざといタイトルだなあと思いつつ。感想は……直木賞も芥川賞も、もうやめたほうがいいと思う(ついでにオリンピックもノーベル賞も)。出版業界の退廃を感じ…

猫の事務所

ある用事で区役所に行き、公務員の対応にムカついた。縦割り、責任逃れ、ずるく言い逃れ、言葉だけはのらりくらり柔らかいけど誠意まったくなし。いかなる場合にも何の責任もとらなくてよい。こんな仕事で年収1千万近くはもらっている(結構年輩の女性だった…

阿久悠のことば

「昔は『あの人は金儲けは下手だけど、とても立派な人です』という言葉があったんですよ。今はないんです。金儲けできなかったら、下の句の「立派な人です」というのはついてこない。上の句でしか評価されない時代になっていく。これはもう、やっぱり嫌だな…

『素粒子』ミシェル・ウエルベック

うーん…。面白いのかな?これは。野崎歓による訳者あとがきのアツさから、「文学的事件」?だったことは察せられるんですが…。現代人の孤独と幸福の不可能性が描かれてるといいながら、作中人物は最終的には男にとって都合のいい女の出現によって現世的に幸…

『わたしを離さないで』カズオ・イシグロ

海外文学に詳しくないので、日本との事情の違いがわからない。日本では小説のジャンルは細かく分けられていて、純文学、エンタメ(中間小説ってのは最近はいわなくなったがこれも変な言葉だった)、SF、ミステリー、ファンタジー、ライトノベル…。SFやミステ…

芥川賞作家の宗教観

なんとなくテレビつけてて、プレミアム10再放送、ドストエフスキー特集。金原ひとみとおじさんがしゃべってる。「宗教ってー(語尾上がり。以下同じ)、私にはよくわかんなくってー、キリスト教とかすごく俗っぽい理解しかないんですけどー、今でいうと、恋…