地球ドラマチック/クワイヤボーイズ The Choir2: Boys Don't Sing

 イギリスの男子校で合唱団をつくる、というドキュメンタリーで、いかにも狙った感じでつまらないに違いないと思ったら、まるで映画のように面白かった。アイルランド映画の「コミットメント」とか思い出した。

 イギリスの少年といってもパブリックスクールみたいなお上品なのではなく、ざっと見た感じ、ロッカーになりたい感じの白人少年、ラッパーになりたい感じの黒人少年(喋らない限りアメリカの黒人とさっぱり見分けがつかない。ラッパーグローバリズムだ)、あとはサッカー好きそうな五分刈り少年ばっかり。に見えたけど、結局合唱団に残ったのは、それなりに大人しそうな普通の少年が多かった。

 合唱団を指導する先生(交響楽団の指揮者らしい)が何ともいえずチャーミングだ。私は子供は嫌いだけど、合唱団の少年もすれてなくてかわいい。みんなキュートだ。いやイギリス風に言うとラブリーだ。必要以上に日本語吹き替えを被せてなかったのもよかった(アクセントの話はさらっと流してたな、スティングもそんな感じだ、とか言って)。