「セミナー 星野智幸さんをお招きして」に行ってきた。

 いい人だった。変な話、こんないい人でも作家ってできるのか、なんてアホなことを思った。いつも狭い業界を意識しながらものを書いているので、こういう場で作品を語り合ってもらえるのがとても嬉しい、というようなことを言われていたのが印象に残ってます。
 休憩時間に聞いた話なのでここに書いていいかどうかわかんないけど(別にプライベートなことでもないのでいいかと思う)、新人賞の選考委員をしているが、ある時、非正規雇用のことを扱った作品が集中したことがあり、自分としてはそれらを読んで、非正規のことを扱うのはいいが「手前」だなと思った。なのに他の人たちには評判が良くて、「手前」なのにな〜、でも、いいと思う人がいるってことはそれで意味があるのかもしれないしなー、と複雑な思いをした、とのこと。その場にいた研究者の方が「大学も同じです」と。