2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

特別付録DVD??

AERAムック『姜流』の広告を見て爆笑してしまった。これは行くとこ行ってますねえ。表紙にはジーンズに白いシャツで草原に佇み風に吹かれる姜さま。内容は「追憶のソウル2009」「AERA連載の好評エッセー 愛の作法」「対談 五木寛之、佐藤優、中川翔子」「熊…

ご錯乱マニフェスト

民主党マニフェスト、なにげに「年金制度の一元化」とあるじゃないですか。みなさん年金記録の事件の時はあんなに大騒ぎしたのに、なんでこっちについてはもっと議論しないんでしょ。なにせ子供手当と高速無料があまりにご錯乱政策なのでみんなそっちに気を…

透明性

このあいだ選挙特集の朝生を見ていたら、田原総一郎(嫌いだけど)が民主党の議員に向かっていいこと言ってた。民主党の言うべきことは、これを給付してやるとかあれをしてやるとかいったことじゃなく、政治の透明性を高めるとはっきり言うことなんだ。 全く…

「身分が違う」

この言い方はいまこそ復活してもいいんじゃないだろうか。こんだけ格差社会だの階層が固定化してるだの言ってるわけだから、こういう言い方をわざわざしないのは偽善だとさえ思える。例えば私のような、親は小学校しか出ていない在日労働者階級だったような…

『大奥』よしながふみ

よしながふみのマンガ読むといつも思う。好き放題やってるなあ、いいなあ仕事なのにこんなに好き放題やれて…。食い物とホモのマンガ。ホモじゃなければ、女が男を侍らせるマンガ。でもやっぱり、読むと面白い。才能があるって力だ。好き放題やっても許される…

『徹底追及「言葉狩り」と差別』週刊文春編・『「差別表現」を考える』日本ペンクラブ編

前に読んだ『差別用語を見直す』が面白かったので、類書見てみた。どこからも抗議がなかったとしてもそれが「空気」だからと未だにタブー語が増えていくばかりなのは、やっぱり大手マスコミの怠慢が大きいと思うわ。70〜80年代の事例にしたって「やりようは…

ポルノ映画館で観た『赫い髪の女』

中上健次で思い出したけど、ずっと前に日活ロマンポルノ上映会に行ったことがある。いろんな作品をやっていたはずだけど、私が観た回は『赫い髪の女』と『実録 阿部定』の2本立ての日。普通の映画館でしてくれたらよかったのに、わざわざポルノ映画館でやっ…

『十九歳の地図/蛇淫他(中上健次選集11)』

中上健次の初期ってこんなに青春小説だったんですね。なにせ初出は文藝とかすばる(文藝とかすばるって昔からワカモノの青春噺が好きな雑誌だったんですね)。中上健次といえば「無軌道で荒々しい路地の若い衆」だけど、初期はどっちかといえば繊細で潔癖(…

『それってどうなの主義』斎藤美奈子

しばらくチェックしてないうちにたくさん本が出てたので追っかけ読んでみた。書評じゃなくて時評みたいな感じ。まあ、サヨク時評というか…。最近、はっきりサヨクってめっきり目にしないから「うわーこんなこと言って大丈夫なのかなあ」とかハラハラしてしま…

『差別用語を見直す』江上茂

副題マスコミ界・差別用語最前線。これは予想外に面白かった。図書館の人権コーナーの棚にあったから地味でつまんない本に違いないと思ってたら、あんまり面白くて読むのがやめられんくらい。まあ、マスコミへのいわゆる糾弾の歴史について詳細に記録したも…