「キム・ヨナ」のアクセントについて

 ところで何でテレビのアナウンサーはNHKも含めてみんな、「キムヨナ(↑)」と語尾上がりで発音するんでしょう。普通に読めば「キム・ヨナ(↓)」と語尾下がりになるのが名前の発音としては普通でしょうに。語尾上がりアクセントは(確か「日本語練習帳」に書いてたと思うけど)「専門家アクセント」ともいって、その単語を頻繁に使うことによって生じるのですよ。そしてしばしば、その対象に深い親しみを持っていたり、その対象について自分が熟知していることを誇示するために使ったりもする(あるバンドのファンの女の子がそのバンドを語尾上がりで呼ぶとか)。それだけ「キムヨナ」が日本人にとって親しみ深いものになったという証拠なのでしょうか。アナウンサーの発音にうるさい、というか何かにつけ「日本語」の基準にされるNHKアナウンサーがこうだということは、もう相当、日本語として定着してる証拠なのでしょう。
 ひとつには、キムヨナという単語が、ペヨンジュンとかイビョンホンとかに比べて短く、韓国人の名前の中でも、ひとかたまりになりやすいというのがあるんでしょうね。まあ、どっちでもいいことなんですが、ちょっと面白いなと思ったので。