薔薇より美しいのか

 『君は薔薇より美しい』の歌詞が不可解だなあと思っていたら、ゆうべのラジオ深夜便がたまたま布施明特集で、アナウンサーがこの曲について「久し振りに会った女性が美しく変わった様子と、それを見る自分の気持ちを歌った」歌なのだと説明していた。
 すると何か。別れた女と偶然会ったらエエ女になってたからヤリたくなった、という歌なのか。それとも昔の同級生か何かと偶然会ったらエエ女になってたから(以下同郡)。それにしても「騙した男が騙される時初めて女を知る」というフレーズの謎は解けない。あれか。昔騙した女と偶然会ったらエエ女になってたから(以下同郡)なのか。
 しかし本当に歌詞といい、コブシくるくるの歌い方といい、メロディの抑揚といい、気持ち悪い(というか背中がムズムズする)歌だ。息を切らして胸を押さえてうっすら汗までかいて走ってくる君はまるで知らない女のようでヤリたくなった、って、ひどい歌詞じゃない? しかも妙に耳につくし(さすがはヒット曲)。嫌だと思いながら知らない間に頭の中で鳴ってるので困る。ついつい口ずさんでしまう。あああ。