アダルトな歌謡曲

 そのラジオ深夜便で「アダルトポップス特集」というのをやっていて、寺尾聰の『シャドー・シティー』という曲がかかってた。聞いたことはあったけど、こんなええ曲やったんか、とちょっと驚いた。当時の流行語だったんであろう「なんてセクシ〜」のところがやや恥ずかしくはあるけれど。なんか『ルビーの指輪』までええ曲に思えてきたぞ。作曲も寺尾聰。へえ〜。
 アダルトポップス特集のトリは『愛のメモリー』だった。この曲、ヤったあとの朝の情景を歌うという恥ずかしいコンセプトが同じ『きみの朝』に比べたら、ずっといい曲だと思います。『きみの朝』、あまりに恥ずかしすぎてムズムズします。
 そういえば布施明の『君は薔薇より美しい』も何だかエッチな歌だったという記憶があり、youtubeで改めて聞いてみたら、とても不可解な歌詞だということがわかった。私は何となく、愛と性によって花開いた女を歌った(ああ書いていても恥ずかしい)歌だという印象があったのだけど、よく聞いてみたら「騙した男が騙されて初めて女を知る」とか言ってるし、翼を広げて君は変わったとか言いながら、変わった理由の説明は何もない。もしかして愛と性によって変わったのは男のほうなのか?