韓国ドラマとCM

 ストリームというラジオ番組の一部をポッドキャスティングで聞いていたら、これに出ていた山田太一が、韓国のドラマはCMが入らなくて良い、と言っていた。民放の番組がなぜCMなしのぶっ通しで放送できるのか謎だが、とにかく韓国のドラマにはCMが入らない。たぶんCMはまとめて放映するのだろうが、しかしDVDなどで見ると本編だけでたっぷり1時間以上あるのだから、CMを省くと50分にもならなかったり、CMのないNHK大河でも45分しかない日本のドラマとはえらい違いで、いったいなぜ資本主義の社会でこんなことが可能なのか謎は深まるばかりである。

 と思っていたら、山田太一によると、韓国でも今年あたりから、制作側が抵抗しきれず、ドラマで中CMが入るかもしれないと知らされたとのこと。そりゃそうだよなあ、という感じではあるが、ドラマは韓国の貴重な輸出品なのだから、大事にしたほうがいいと思うよ〜。これでドラマのレベルが下がるようなことがあっては、ロスのほうが大きい。ただでなくても韓国では俳優のギャラが高騰しすぎて制作費を圧迫しているというし、この不景気だしウォン安だし。どうなっていくのかね。

 もうすぐgyaoで『朱蒙』の配信が始まるらしく、現在1話を公開しているのだが、まあ映画のようなスケールのでかさですごい。前に5話ぐらいまで見たことがあって、チュモンがまだへっぽこ王子の頃しか見ていないので、早く立派な姿を見たいものである。ただこの作品、ヒロインがあんまり好きじゃないんだよねえ。小悪魔タイプってあんまり…。チュモン母のほうが好きだ。