霜花店(サンファジョム)見ました。

 テレビ大阪主催の韓流イベントで映画やってたので、たまには大きなスクリーンで見るのもいいか、と見に行ってきました。
 BL界でも話題(かどうかは知らない)の高麗時代の史劇。王様とお小姓と王妃の三角関係の話。そしてR-18!
 確かに、R-18指定に恥じないシーン満載やった。そこまでせんでも、というくらい。でも主演のチョ・インソンのお体がとにかく美しいので見ごたえがありました。とにかく、包み隠さず、何もかも見せてる感じで(もちろん局所は見えないけど)、動きも具体的なので、そういうシーンでは男の体は間抜けに見えがちと思うけれど、全く安心して見れました。お尻も脚もホントにキレイです〜。ちなみに裸だけじゃなくて、制服?姿もシャキッとしてかっこええです。向こうの人は姿勢ええから立ち姿がかっこいい。
 お話のほうは、後半から最後にかけて何がいいたいかようわからんようになっていく。ラストシーンの2人で馬で走ってる場面は、ホントは2人の間に愛はあったのよ〜と言いたいのか、どうか。かなりホモフォビア感たっぷりで、もうちょい王様に救いがあってもええと思った。王様の嫉妬の演技はものすごく、韓国の俳優はつくづくこういう演技がうまいのだなあと思った。「朱蒙」でのチョン・グァンリョルがちょうどこういう役で、あっちは嫉妬ギラギラというよりももっと微妙な心情をホントにうまく表現していた。
 どこまで史実なの?と気になって仕方なかったけど、実際には宦官に暗殺されたとのことで、ああそれで、とイロイロ納得した。欲をいえば、アレがこうなったあとにももっとお話できそうなのにな、と、そのあといっきにラストのカタストロフなのがもったいない気がした。ラストもこれでもかっというくらいコテコテで、あれはちょっとしんどかったな。
 しかし、こんな過激なラブシーンの多い映画に出るのは、きっとあまり売れてない俳優かちょっと落ち目の俳優さんなのかな?と思いきや、ぜんぜんそんなことはなかった。女優さん、どっかで見たことあるなと思って見ていたけれど、後半の憂い顔で、「朱蒙」の奥さん役だと気がついた。あとから公式サイト見たら、なんと「宮」のライバル役の女の子でもあって、朱蒙の奥さんと宮のライバルさんが同じ人だと全く気がつかなかった私はそのことにもびっくりしたのでした。そんな人があんなAVのようなラブシーン...いいんだろうか。
 不満をいえば、ラブシーンは男男も男女もあると聞いていたけど、実際にはほとんどが男女のカラミ。せっかくなら男男ももうちょっと見たかったな。男女のほうは、肉欲〜って感じだったけど、男男のほうが愛情深い感じがしたぞ(たぶん、あまり具体的に描けないだけに、抽象的愛情表現が多くなったせいと思う)。片方が心変わりしてからの変化とか、いろいろあるだろうに。