今年はよくない年だったなあ。。

 のろいのように集中的に歯がわるくなり、上下左右(前も)いっきにぜんぶ調子がわるい。歯医者に行っても治らないどころか、行くたびに悪くなるかんじ。どれもかつての治療痕がわるくなったもので、もともと上手に(というか、まともに)治療してもらっていたら避けられていたトラブルばかり。日本の歯科治療ってこんなええかげんなことしてたんや、って今痛感している。マッチポンプ、という言葉がしきりに思い浮かぶ。いい加減な治療をしても、悪くなるのが5年も10年も先なら責任を問われることはないし、すぐに悪くなったとしても客は他の歯医者に行くだろうからやっぱり責任は問われない。ひどい商売をしてる歯科医がいっぱいいる。いっそ諸外国のように全部保健診療から外せば、もしかしたら日本の歯科治療の質は上がるのかもしれない、と思ったりする。そしたら保険外治療も安くなるだろうし。
 歯の根から鼻の調子がわるくなり、しかし歯医者は歯はもう治ってるからそれは無関係、気になるなら耳鼻科に行けという。耳鼻科でCT撮るも鼻には異常はないという(検査で1万3千円ほどかかった)。縦割りなのでこんなもんか、悪いといわれなかっただけましだと思うことにする。
体調以外にもいろんなことが重なり、精神的にまいってしまい、一時は全く眠れず、何も食べられなくなった。今はだいぶ戻ったけど。それと、この酷暑だった夏に、引っ越しを4カ月に3回した。
 一番しんどかったのは、友達や肉親が親身になってくれるものではないとわかったことかな。友達と思ってた人が、力になってくれるどころか高飛車に咎めたり馬鹿にしたり見ないふりしたり、ということがあった。肉親はもう、背筋が寒くなる思いがした。憎しみや怒りは事態をさらに悪くするので考えないようにしているけど、しかし決して忘れてはいけないとも思ったりする。同じことを繰り返すからね。しかし近くにそういう人たちがいるのも自分の人徳の低さゆえだろうかと思ったり。
 親身になってくれた友達は、自分も弱みを抱えている人だけだった。日本人の平等主義はすさまじいもので、誰だって大変なんだ文句を言うな的なことを言う人って本当に多いんだな、とつくづく思う。もしかしたらバブル世代に多いタイプなのかもしれず、格差社会の広がった最近の若いもんはあまり言わないかもしれないけど。
 引っ越しの振動が悪かったのか(作業員の梱包がマズいという気はしていた)パソコンの調子がわるくなり、とうとう立ち上がらなくなった。時間をおけば立ち上がるが、しばらくすると勝手に消える。うーん、おまえもか。
 歯はちょっとまいっている。常時しくしく痛むのと、これ全部治ることがあるんだろうかという不安やら誰もわかってくれない誰にも頼れない医者も頼れないという孤独感やらいろいろで、不安と焦燥感でときどきうわーって叫びたくなる。何しろ上下左右みんな痛いし鼻も変だしかみ合わせも悪い(もともと悪いんじゃなくて、歯医者に行くたびに悪くなった。普通にしてても差し歯が当たって邪魔。歯医者に訴えても「大丈夫ですよお〜」とか言われる。その「大丈夫ですよお〜」で今までどれだけの虫歯や何やかやを見逃してきたことか。治療痕はわかりにくくて歯科医はあまり触りたがらないのだ。それであけた時には「だいぶ進んでますね〜」にころっと変わる)。
 半年ちょいの間に歯科、耳鼻科、精神科、内科、漢方、総合病院と軽く10数か所の病院医院に行った。お金もたくさん使ったけど収入もないので医療費控除もできない。
 思いがけないところから助け舟を出してくれる友達もいたし、何年も会ってなかった知り合いとまた会ったりもした。悪いことばっかりじゃない。